「初めての転職活動を考えているのですが、履歴書や職務経歴書をどう書いたらいいのか分かりません・・」
今回はこんなお悩みを解消します。
✔︎本記事の内容
・転職活動で「通る」履歴書の書き方
・転職活動で「通る」職務経歴書の書き方
✔︎本記事の信憑性
このブログは最近までリクルートの社員だった2人(リックとチャーリー)で運営しています。
転職サイトの担当もしていたので、よりリアルな情報をお伝えする事ができます。
今回は初めて転職活動を始めるという方向けに「通る」履歴書や職務経歴書というテーマでお話していきます。
「履歴書」は新卒の時にも書いたことがあると思うのでなんとなくイメージできる方が多いと思いますが、「職務経歴書ってなに?」という方が多いと思います。
そこで今回は「通る」履歴書や職務経歴書はどう書けばいいのか?自己PRの書き方はどうしたらいいのか?について徹底解説します!
それでは前置きはこの辺にしてスタートしていきましょう。
履歴書と職務経歴書のちがい
まず、履歴書と職務経歴書の違いをしっかりと理解しましょう。
人事が見るポイントを意識するだけでも、適当に書いた書類と圧倒的な差が生まれますよ。
履歴書のポイント
-
居住地が通勤可能か
-
学歴や職務経歴のレベル。応募先との関係性
-
応募企業への意欲
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転職回数
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希望給与
-
丁寧な字か
職務経歴書のポイント
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実務能力
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仕事に対する意欲
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プレゼン能力
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強みが明確か
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転職目的の納得性
-
内容の信憑性
【転職初心者むけ】履歴書の書き方のコツ!
まずは履歴書です。
詳しく解説していきます。
人事が「履歴書」で気にするポイント
まず「手書き」か「パソコン」かというところで迷うと思いますが、結論「手書きの履歴書」と指定がなければ、パソコンで作成しても構いません。
パソコンを使用して履歴書を作成する場合は、履歴書フォーマット・テンプレートをインターネットでダウンロードして作成することをおすすめします。
完全オリジナルの履歴書を作成する人もたまにいるのですが、一般的な市販のものと結構異なると、「この人、書きたくない項目を削除しているのかな・・?」と考える人事もいるので気をつけましょう。
項目別!履歴書の書き方
早速、項目別に履歴書の書き方を見ていきましょう。
日付
日付の書き方は以下の通り。
- 提出日もしくは前日の日付を記入(郵送の場合は投函日を記入)
- 面接に持参する場合は当日の日付を記入
- 西暦か元号(平成・令和など)表記を統一
この辺りをケアしておけば良いでしょう。
写真
写真については以下の通り。
- サイズは横2.4〜3cm、縦3.6〜4cm
- 直近3カ月以内に撮影
- カラーで正面。胸から上が写っている
- 表情、服装(スーツ)
- 写真は最後に貼る(書き直しなどもあるので)
- 写真の裏には名前を記入
このあたりを気にしましょう。
氏名
氏名については以下の通り。
- 姓と名にスペースを空ける
- ふりがなは履歴書の書き方に統一
(「ふりがな」はひらがな、「フリガナ」はカタカナ)
年齢
年齢については以下の通り
- 送付時の年齢を記載
住所
住所については以下の通り
- 都道府県から記入
- 郵便番号やマンション名、ふりがなも記入
- 「連絡先」欄は現住所と同じであれば空欄でOK
電話番号
電話番号については以下の通り。
- 携帯番号でOK
メールアドレス
メールアドレスについては以下の通り。
- 会社用アドレスはNG
- フリーアドレスがおすすめ(Gmailなど)
学歴・職歴
学歴については以下の通り
- 高校、専門学校から記入(小学校・中学校は未記入でOK)
- 学部・学科などを記入
- 学校名は、略さず正式名称でかく。(「高校」ではなく「高等学校」)
職歴については以下の通り。
- 時系列で記入。会社名は略さず正式名称で記入
- 応募職種に関係する職務内容があれば記入
- 異動など部署が変わっている時は、異動先の部署名・異動年月を記入
- 社名が変わった場合は、●株式会社(現●株式会社)と記入
- 現在勤めている企業の退職日が決まっている時は、「●年 ●月 株式会社● 退職予定」と記入
- 終わりの行に「現在に至る」と記入。その下の行に右寄せで「以上」と記入
- 職歴が書ききれない時は途中まで記入し、「詳細は職務経歴書記入」でもOK
志望動機
志望動機については以下の通り。
- 具体的な志望動機を記入(自分の経験に基づいているとなおよし)
- 下記のポイントを意識
【1】応募企業が求めている人物像をイメージできているか
【2】自分の今までの経歴が応募先で活かせるかどうか判断できる文章か
【3】「競合他社」ではだめな理由が明確か
【4】自分が仕事で成し遂げたいことが明確で、応募先の企業で実現可能か
資格
資格については以下の通り。
- 免許、資格の順で記載
- 免許・資格は正式名称
- 業務に関連する資格のみ記入
- 勉強中のものも記入(業務に関連するもの)
本人希望欄
本人希望欄については以下の通り
- 待遇、給与は記載する場合、「貴社規定を希望」と記入
- 希望職種を記入
- 時短勤務希望などがある場合は、理由と仕事に「支障をきたさない程度」などと加筆
封筒の書き方・郵送
封筒の書き方については以下の通り
- 住所は、都道府県から記入。社名には(株)などの略字はNG。「株式会社●●」など正式名称を記入
- 封筒の表面左下、「応募書類在中」と記入
- 封筒の裏面に自分の住所、氏名を記入
- 切手を貼る
- あて名は「御中」と「様」どちらかを使用(併用不可)
郵送の仕方については以下の通り
- 定形外の封筒を使用
- 書類はクリアファイルに挟んで封筒に
- 郵便料金に注意
- 書留で送付はNG
- 手渡しする場合も封筒に入れる
履歴書フォーマット
履歴書のおすすめフォーマットのリンクも貼っておきます。
【手書き用】履歴書フォーマット
【PC用】履歴書フォーマット
【転職初心者むけ】職務経歴書の書き方のコツ!
次に職務経歴書の書き方のついて解説していきます。
人事が「職務経歴書」で気にするポイント
履歴書は現在でも手書きを採用している企業も多いですが、職務経歴書はパソコンで作成するのがおすすめです。
職務経歴書は履歴書に比べて文章量も多くなる傾向にあるので、手書きだと読みにくく感じてしまうからです。
また職務経歴書は、過去の職歴や実績だけを記入するのではなく、その経験が応募先でどう活かせるのかが読み手に伝わるような意識で書きましょう。
項目別!職務経歴書の書き方
それでは項目別に職務経歴書の書き方を解説していきます。
日付・氏名・タイトル
日付・氏名・タイトルについては以下の通り。
- タイトルは大きめのフォントで中央に記入
- 日付と氏名は右寄せ
- 日付は職務経歴書の提出日を記入
職務要約
職務要約については以下の通り。
- いつ、どこの企業で、どのような業務を行っていたのか、300文字程度で記入
- 要約を最初に記入することでこの後に記入する職務経歴を人事が見やすくします
職務経歴(企業情報)
職務経歴の企業情報については以下の通り。
- 社名、規模、事業内容を記入
- 自分の雇用形態についても記入
職務経歴詳細
職務経歴の詳細については以下の通り
- 「職務要約」で記した内容を元に詳細を記入
- 表や箇条書きを使用しつつ、わかりやすく、見やすく、完結に
- 成果などを記入する場合は具体的な数字などを使用しつつ定量・定性で記入
スキル・知識
スキル・知識については以下の通り
- 募集職種に活かせるスキルや知識を箇条書きで簡潔にまとめる
資格・免許
資格・免許については以下の通り
- 免許、資格の順で記載
- 免許・資格は正式名称
- 業務に関連する資格のみ記入
- 勉強中のものも記入(業務に関連するもの)
自己PR
自己PRについては以下の通り
- 経歴にひも付き、自分に強みが応募先で具体的にどう活かせるか、どう活かしていくのかを記入
- 履歴書よりも内容を濃くする。具体的なエピソードや詳細の記入を意識する
志望動機
志望動機については以下の通り
- 具体的な志望動機を記入(自分の経験に基づいているとなおよし)
- 下記のポイントを意識
【1】応募企業が求めている人物像をイメージできているか
【2】自分の今までの経歴が応募先で活かせるかどうか判断できる文章か
【3】「競合他社」ではだめな理由が明確か
【4】自分が仕事で成し遂げたいことが明確で、応募先の企業で実現可能か
職務経歴書フォーマット
職務経歴書のおすすめフォーマットのリンクも貼っておきます。
まとめ:履歴書と職務経歴書の違いや人事の目線を理解して書こう!
最後に大事な所だけをまとめます。
・履歴書と職務経歴書の違いをしっかりと理解しよう
・人事の目線を理解して書き方を工夫しよう
・基本的なマナーや記入事項は抑えよう
書類作成は転職活動の中でも手間のかかる作業で面倒ですが、ここが通らないとお話になりません。
しっかりと対策して臨みましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!