
今回はこんな疑問にお答えします。
✔︎本記事の内容
・中小企業から大企業に転職して後悔するポイント
・中小企業から大企業への転職に迷ったら「行くべき」と言い切れる理由
✔︎記事の信頼性
リックとチャーリー
この記事を書いている僕たちは、元リクルートの社員です。営業や企画として何百社もの採用に携わった経験があり、よりリアルな情報をお伝えできます。
今回は中小企業から大手企業への転職についてお話ししていきます。
結論、大企業に転職して後悔するケースはあります。
一般的に、大企業に勤務する方が難易度が高く高待遇のケースが多い為、親や周囲の友人からは「お前すごいな!」「自慢の子供だ!」とか言われて大手に就職するのが当たり前となるケースの方が多いです。
ですが、中小企業にも働くメリットが多くあり、大企業よりも中小企業の方が合ってる方も多いため後悔するケースは発生してしまいます。
そこで本記事では、私たちがリクルートで得た経験から、大企業に行った人がどういう風に後悔しているのか?を説明させて頂き、実際に大企業から内定をもらったらどうすればいいのか?について解説させていただきます。
最後までご覧頂けると、周囲の友人に相談するよりも確実に転職で後悔してしまうリスクを下げる事ができる記事になっておりますので是非最後までご覧ください。
という事で、前置きはこの辺にして早速ご紹介していきます。
目次
中小企業から大企業に転職して後悔するポイント
まず、中小企業から大企業に転職して後悔しやすいポイントをまとめます。
・優秀な人材がハードに働く環境についていけない
・仕事をしていない社員にストレスを抱える
・狭い分野しか担当をする事ができない
・複数の関係者と人間関係を構築しなければならない
一つずつ解説していきます。
優秀な人材がハードに働く環境についていけない
大手企業は就活生から人気の企業が多く、激しい競争倍率を勝ち抜けて入社した社員ばかりなので優秀な社員が多く揃っています。
特に高学歴の人材が多いので、学習能力や資料作成のスキルなど中小企業で働いていた時とはレベルの違いを感じるケースがあります。
また大企業ほど社員はハードワークをしている傾向にあります。僕らもリクルートで働いていた時は毎日10時頃まで働いていました。
もちろん企業間で格差はありますが、総じて社員は優秀でハードワークといった環境なので「これは無理ゲーだろ。。」と後悔するケースは多いです。
仕事をしていない社員にストレスを抱える
一方で、目の前に何にも仕事をしない中年社員がいるストレスから後悔するケースも多いです。
大企業でも全社員が優秀という事はありません。大企業では代わりにできる人材は沢山いますので、「あいつは使えないな。」と判断されると、任される仕事の規模が小さくなったり、責任の少ない仕事が回されるようになります。
いわゆる窓際社員です。実際にどんな組織にも3割くらいは活躍できない社員がいる感覚です。
こっちがハードに働いている中、のほほんと仕事をして、定時に帰宅する社員と給与はそんなに変わらないのが現実です。そんな環境で仕事をするのは想像以上にストレスを感じます。
狭い分野しか担当をする事ができない
大企業は中小企業と比較すると大規模かつ多くの案件を担当します。その為一人が全部をこなしていると非効率になるので細かく分業化しています。
分業化は作業効率を上げたい企業にとってはメリットが大きいですが、従業員の成長という観点では同じ事の繰り返しになる為、数年経った後に成長を感じずらくなり後悔へとつながっていきます。
その防止策として、ジョブローテーション(部署異動)が行われますが、中途採用者の場合は、あなたのスキルや経験を求めて採用しているので、基本的には入社した部署での勤務が長くなり、ジョブローテーションが少ない傾向にあります。
複数の関係者と人間関係を構築しなければいけない
最後に、人間関係についてです。実は大企業に勤める方は人間関係に最も悩んでいる傾向にあります。
下記はマイナビ転職が実施したアンケート調査の結果です。
人間関係といっても色々あると思うので、もう一段深掘りして中小企業との比較といった観点でまとめます。
✔︎人間関係の構築で中小企業と違う点
・部署内の人数が多く、同じ仕事をしている社員と競争関係になる
・違う部門と仕事を進める際にコミュニケーションが取りにくい
・上司や同僚が短いスパンで入れ替わる
こんな感じでしょうか。
特に部門間のコミュニケーションの取り方は大手企業と中小企業では大きなギャップがあります。大手企業では自部門を守るために「どうやったら自分たちが有利に進められるのか。」といった形で社内でも探り合いをしているケースは多いです。
中小企業から大企業への転職に迷ったら「行くべき」と言い切れる理由
ここまで中小企業から大手企業への転職をした際に後悔するポイントについてお話ししてきましたので、「大手は辞めておこう。」となっている方も多いのではないでしょうか?
しかし、大企業に内定をもらってあなたが迷っているのなら転職すべきです。
結論、大は小を兼ねる。そして大から小には戻れる
タイトルにもありますが、合わなければ中小企業に戻ればいいだけです。そして大企業での経験が中小企業に戻ったときに必ず活きてきます。
今の職場に、何の不満もなく働けているのであればわざわざ転職する必要はありません。しかし、何かしら考える部分があったから転職活動を始めたはずです。
不安な気持ちはわかりますが、まずはチャレンジしてみることをオススメします。
大企業で働く事で学びが得れるのも事実
✔︎大企業で働く事で学ベる事
・大手企業がどうやって意思決定をしているのか
・優秀な同僚とのネットワーク
・資料作成や効率的な作業方法などのタスク処理のスキル
・うまく組織が回る為の仕組み
いずれも、中小企業では中々得る事ができない経験です。
特に、大手企業の社員との人脈はキャリアを重ねていくと重要性が増していきます。大手企業同士で繋がるケースも多いので将来必ず活きてきます。
大企業から中小企業への転職難易度は高く無い
基本的に、中小企業は常に人材不足です。なので、戻りたくなれば戻ればいいだけです。
特に、規模が拡大してきてこれから大企業の様な仕組みを導入していきたい会社や、大手企業との取引が多く、大手企業の仕事の進め方を理解している事が有利に働く会社などに転職することで、大企業での経験をより活かす事ができるはずです。
重要なのは自身の市場価値を高めていく事
最後にそもそも論的な話になりますが、これからのキャリア形成において、勤務先の企業規模は重要度下がっていきます。
重要なのは、企業の方から働いて欲しいといってくれるだけのあなた自身の価値を高めていく事です。年齢を重ねるごとに転職は難しくなっていきます。しっかりとスキルや経験を蓄積していきましょう。
市場価値を常に正しく捉える方法としてオススメなのは、1年に1回は真剣に転職活動を実施する事です。
キャリアを整理するきっかけにもなりますし、今どんな人材が求められているのか?を理解して今の会社でもどんな事にチャレンジするべきか見えてきます。
しかし、働きながらの転職活動は非常に大変になります。人材エージェントなどをうまく利用して効率的に転職活動をしていきましょう。
まとめ:大企業への転職でも後悔する事はあるが、チャレンジするべき
最後に大事な所だけをまとめています
・中小企業から大企業への転職でも後悔する事はある
・特に人間関係での後悔が多い
・それでも大企業への転職を迷っているのならいくべき
・重要なのは自分の市場価値を把握して上げていく事
こんな感じでしょうか。

今回は以上です。最後までありがとうございました。