「リクルートは転職や独立前提で入社している人が多いと聞いていますが本当でしょうか?」
「リクルート からの転職先はどんな所が多いのでしょうか?」
今回はこんなお悩みを解消します。
✔︎本記事の内容
・リクルートから独立する人は実際にはどれくらいいるのか?
・リクルートからの転職先として多いパターン
✔︎記事の信憑性
このブログは最近までリクルートの社員だった2人で運営しています。
僕らも転職して入社しており転職同期も100人くらいいました。いろんな角度から、リアルな情報をお伝えする事ができます。
今回はリクルートからの転職先というテーマをメインにお話していきますが、結論、転職先はリクルートでどんな経験をしてどんなスキルを身に着けたのか?によってさまざまです。
とはいえ、リクルートからの転職先としての傾向や「こんな会社が多い」といったことはお伝えできるので本記事でご紹介していきます。
早速本題に入っていきましょう!
目次
リクルートから転職せずに独立する人は実際には少ない
まず、リクルートは入社したら独立する人が多いという印象があると思いますが、実際は1割もいません。
(それでも通常の大手企業よりは多いですけどね。)
そもそもなぜそういうイメージが定着したのか?
リクルートの歴史や社風、制度などからひも解いてみましょう。
リクルート出身の有名な起業家が多い!
良くも悪くもリクルートは今や「大企業」となり様々な志向性を持った社員がいますが、昔は今よりもベンチャー精神を持った野心家が多く、独立する人が多かったということが挙げられます。
また、リクルート出身で起業家として成功している人が多いことも事実です。
たとえば、
・千葉功太郎さん(コロプラ)
・杉本哲哉さん(マクロミル)
・宇野康秀さん(USEN)
など。これでも一部ですが、壮々たる企業が並んでいますね。
こういった優秀な起業家がリクルート=独立というイメージをつくった一因となっていると思います。
リクルートの社内起業プログラム「ring」
リクルート=起業のイメージを創っているもう一つの要因が、年1回行われる社内起業コンテスト「ring」。
ringはリクルート社員であれば基本的に誰でもエントリーできる社内起案コンテストで、グランプリに選ばれれば実際に事業化やその資金援助まで会社からしてもらえるという制度です。
まさに「起業」を促す制度ですよね!
このringからは様々なヒット事業が生まれており、たとえば「スタディサプリ」もringでグランプリを受賞して事業化に漕ぎつけた案件の一つです。
もしリクルートに入社して起業したいと考えている人がいたら、ぜひこの「ring」制度は活用しましょう!
実際に事業化できなくても、
・起案シートを記入する為の研修などが多数。これを受講するだけでも起業の基礎的な考えが身につく。
・一緒に事業を進める仲間を見つけることができる。
・起案書の内容のブラッシュアップにVC経験者などが付き合ってくれる ※VC:ベンチャーキャピタルの略
などなど、将来独立して事業を立ち上げたい人にとっては魅力的な経験ができるチャンスです。
リクルートからの転職先として多い4パターン
リクルートからの転職先としては、どんな経験をしたのか?どんなスキルを身に着けたのか?によってさまざまですが、傾向としては大きく4パターンに分けられるかと思います。
・楽天やサイバーエージェントといったIT系メガベンチャー
・スタートアップなどのベンチャー系
・自分の担当領域の知識が活かせる大手企業
・【転職者限定】前職の業界に出戻り
僕たちの周りでリクルートから転職をした人は大体この4つに分類されます。
ちなみに前職への出戻りはリクルートが合わなかった人が選ぶ傾向にあります。
ただここはあまり深ぼる所がないので、残り3つのパターンについて解説していきます。
楽天やサイバーエージェントといったIT系メガベンチャー
まず、楽天やサイバーエージェントといったIT系メガベンチャー企業です。
理由としては、
・社風やノリが似ている
・同世代が多い
・給与水準もほぼ同じ
・転職後前提で入社が必要
こんなところでしょうか。
リクルートの雰囲気や仕事の進め方は好き。でもやりたい仕事をやれてない・・・
こんな方が多い印象です。
これらの会社も入社難易度は高い会社ばかりなので、リクルートでもそれなりの成果や実績を出していないと転職するのは厳しいでしょう。
またこの楽天やサイバーなども若いうちに退職する方が多い会社なので、もう一回転職することも前提でキャリア形成することをお勧めします。
スタートアップなどのベンチャー系
つぎにスタートアップなどのベンチャー起業です。
理由としては、
・上位の役職で入社出来るケースが多く、裁量がもらえる
・リクルートの起業家精神がマッチする
こんなところでしょうか。
役職もあげつつ、裁量をもってもっと自由に仕事をしたい方
こんな方が多い印象です。
リクルートは自由にいろんな仕事をできるイメージがあるかもしれないですが、今や大企業なので完全に分業化が進んでいます。
営業も企画もやりたい・・なんてことはなかなか実現できません。
また社員数も多いのでタイミングや運が悪いと出世も遅れてしまいます。
そんな環境にしびれを切らして、一次的に給与は下がってもベンチャー起業に転職するケースは多いです。
ただし裁量が多い分、自分で判断しなければいけないことも多く、リクルート以上にハードワークが求められる場合も多く、相当な覚悟が必要ですね。
自分の担当領域の知識が活かせる大手企業
最後に、自分の担当領域の知識が活かせる大手企業もケースとしては多いでしょう。
理由としては、
・給与をある程度維持したまま、安定した環境にいきたい
・リクルートで培った知識やスキルを次の会社でも活かしたい
こんなところでしょうか?
具体的には、
●人材領域→大手企業の人事担当
●住宅領域→不動産会社の営業
●飲食領域→飲食の大手企業の広報
などなど。営業の場合は担当していたお客様先に行くケースもあるようです。
傾向としては、
これまでの知識や経験を活かして、もう転職はしたくないといった安定志向
こんな方が多い印象です。
この転職は特に人材領域と住宅領域の方に多い印象です。
逆に飲食や美容領域では同業界での転職でスキルが活かせるポストが少なかったりするので、美容の営業をやっていた方は別業界の営業で転職するケースを多く耳にします。
まとめ:リクルートでの経験でその後のキャリアは選択しよう

最後にポイントをまとめます!!
✔︎本記事のポイント
・リクルートから独立する人は少数派
・独立志向の人は新規事業の社内コンテスト「ring」にはチャレンジするべき
・リクルートの雰囲気が好きな人はIT大手がおススメ
・自由に働いてハードワーク出来る方はベンチャーがおススメ
・安定志向で最後の転職にしたい方は自分の領域での経験が活かせる大手がおススメ
・人材と住宅領域はセカンドキャリアはつくりやすい
こんな感じでしょうか。
僕らは人材領域の出身だったので特に退職時の選択肢は多くあったと感じています。
もしどの領域でもいいな~とおもっている方は、次の選択肢が多く持ちたい方は人材をおススメします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!