カード決済の世界に新風を吹き込む社長の姿は、まさにこれからの女性リーダーのロールモデル。

コイニー株式会社

スマートフォンを使ったカード決済システムの構築によって、多方面から注目を集めるコイニー株式会社。インターネットを活用しその場で簡単に対面決済できる画期的なサービスで、新しい決済ルールや商習慣を確立して急成長を遂げるベンチャー企業です。今回は決済システムの新スタンダードを創りあげ、さらに次の可能性に向かって走り続ける女性としての働き方などについて、代表取締役社長の佐俣奈緒子様にインタビューさせていただきました。


おもしろそう!!から、私のキャリアは始まりました。

コイニー設立に至る経緯を教えてください。
世界的にカード決済サービスを提供するペイパルが日本参入する際に、新卒で入社したのが私のファーストキャリアです。主に加盟店向けマーケティングを担当していましたが、日本市場をリサーチしているうちに、クレジットカードや電子マネーや代引きなど支払いの選択肢の多さに比べて事業者側の対応が整備されていないことが見えてきました。小売業における日本のEC化率はまだ低く、市場そのものに支払い手段がたくさんあるのなら、より多くのリアル店舗と結びつける仕事をして世の中の消費活動を大きく変えたいと思ったのが発端です。自分の生活がもっと便利になるかな?という素直な期待があったのも事実ですね。

もともと金融サービスやWebサービスの知識は豊富だったのですか?
まったくありませんでした。学生時代にベンチャーキャピタルでインターンをしていた頃、注目されていたシリコンバレーへ衝動的に訪れ、IT企業で楽しく働く人々に触れた時、インターネット関連の仕事に初めて興味を持った程度です。またペイパル入社時にも金融の知識はまったくなく、なんとなくおもしろそう!!と思ったのが正直なところです。仕事を始めても当初は手探り状態が続きましたが。決済の世界で日本はまだ便利な仕組みになっていないことはうっすらと感じ、スマートフォンの出荷台数がガラケーを越えた時期にその先に広がる可能性をはっきり意識し始めました。

決済をもっと簡単に、そして次の展開も見据えています。

コイニー株式会社_佐俣奈緒子社長 現在、事業も好調のようですね。
従来の「難しい・面倒くさい」決済サービスを「簡単」に変え、身近なスマートデバイスを活用するカード決済によってさまざまな業務スタイルをサポートしています。スタート時は情報に敏感なお客様をターゲットに想定していましたが、実際は不動産業、動物病院、歯科医院、リフォーム業など多岐に渡り、日常の消費に加え少し大きなお買い物にも使われるケースが増えています。場所を選ばず、その場で簡単に決済できる利便性が徐々に浸透している証だと思います。弊社の顧客層として、衣・食・住まんべんなくカバーして業種に大きな偏りがないのが特長で、エリア的にも首都圏にとどまらず全国に広がり今後の展開が楽しみです。

御社の強みとしては、どんなことが挙げられますか?
サービスの簡便性だと思います。サービスの現場でのシンプルさはもちろん、弊社サイトで登録すれば最短2営業日ですぐにお使いいただけ、従来のカード決済の利用開始までの煩雑さと時間を大幅に省きます。また一律の決済手数料の条件面も、ご支持をいただいている理由のひとつです。今後は決済サービスのハブ的存在になって、さまざまな周辺ビジネスのサービスをプラットフォームとしてつなげていきたいと考えています。店舗だけではなく、支払う側の消費者ベネフィットも視野に入れた展開も考えていきたいですね。


家族も会社も大切にできる、みんなが働きやすい会社へ。

女性の社長として、仕事と向き合うことに特別な意識はお持ちですか?
今まで働く上で、女性であることを特に意識したことはありません。あくまで自然体ですね。ただ決済や金融特有の男性的でクールなイメージを排除して、弊社がフレンドリーであたたかい人間味を訴求しているのは、私が女性であることに起因しているかもしれません。
組織を見ると、私自身、出産後復職して間もないこともあり、男女を問わずやはり働きやすい環境にしていくことを再認識しています。特に少人数で市場を変革するベンチャーという厳しい立場だからこそ、社員にとって家族も仕事も大切にできる会社に育てていかねばなりません。私の自己成長はもちろん、一人ひとりが仕事のあり方や働き方そのものを充分考え、みんなで協力し合える企業文化を形成していきたいと思っています。


とりあえずやってみる行動力が、未来を引き寄せます。

コイニー株式会社_佐俣奈緒子社長 転職してキャリアアップしたい女性にメッセージをお願いします。
次へチャレンジしたいとモヤモヤしたものを抱えているなら、とにかく前に踏み出してみることです。仮に思わぬ結果になったとしても、やらぬ後悔よりやった後悔。一度心に浮かんだことは、悩んで解決することはありません。かつて私が未知のシリコンバレーでコネクションをつくっていった経験からも、キャリアについて悩んだら、まずどこかに登録する、気になっている企業に面接に行ってみるなど、自分から新しい世界を見てやろうという行動力が大切です。やった者勝ちというぐらいの気持ちで、次のステップへ進んでいただきたいと思います。
弊社の採用面では、特定のフィールドや得意ジャンルに固執することなく柔軟に動き、他分野の課題も積極的に刈り取りに行く積極性を求めます。業界や技術革新の動きは速く、仮説もほとんど違う結果で現れますから、その変化にいち早く気づき、柔軟に動ける方と一緒に働きたいと思っています。そうした"気づきの力"は女性の方が強いので、大いに期待したいですね。

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FROM Career Adviser
キャリアアドバイザーからの一押しコメント

「子どもを出産しベンチャー企業の社長をしているキャリアなんて思い描いていなかった」と笑顔で語る佐俣社長がとても印象的でした。働く女性は人生の選択肢が多い分、「結婚・出産後のキャリアって・・・」と少し考えすぎてしまうのかもしれません。佐俣社長がお話されていた「行動力を持ってまずやってみる。やってみればなんとかなる。」という言葉を一働く女性として、心強く感じました。コイニーという会社とともに佐俣社長の魅力を感じるインタビューでした。佐俣社長、ありがとうございました。

キャリアアドバイザー

IT・WEB業界

牛田 佳那子

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